用意周到が肝!退職前の準備

会社を退職するときには上司に退職届を受理してもらう必要があります。一般的には貴重な人材を失わないために上司が引きとめます。引きとめを振り切って会社を辞めるには退職交渉が必要になるのが一般的です。ただ、独立するエンジニアは退職交渉がただ上司に諦めてもらうためのものではないので注意しましょう。独立の仕方によって持つべき心構えにも違いがあり、周到な準備をしておかないと大変になりがちです。

退職交渉では独立後の専門業務との兼ね合いについて折り合いを付けることが重要になります。ウェブ制作会社で働いてきたエンジニアが、ウェブ開発を専門業務として独立するとなると競合になるので、上司としても阻止しなければなりません。退職する会社にとって不利益にならない落とし込み方を検討することが必要です。また、クライアントサービスをしているエンジニアの場合には、現在自分だけで抱えているクライアントの対応についても交渉する内容になります。独立後に案件を持って行きたいのなら、いくらで認めてもらうかという交渉になるのが典型的です。どのような対応にしたいかを決めてから退職の交渉を始めましょう。

退職交渉を乗り越えるのは独立前の社内手続きとして最も大きなものです。退職届を受理してもらえれば、後は業務の引き継ぎをしたり、事務的な手続きをしたりするだけで済みます。退職交渉が難航することも考慮して、社内手続きを早い段階から始めておくのが大切です。退職前の準備から独立までの手続きなど、参考になりそうなサイトを見つけたので一読することをオススメします。