退職前に必ず作っておきたいクレジットカード

独立する前に、貯金やクレジットカードを作成しておきましょう。大きな理由として、資金は会社の体力でもあり、貯金はもちろんのこと、取れる手段を増やためにもクレジットカードを作っておくことは重要だからです。日本の行政機関である中小企業庁発表のデータでは、起業して5年後に生き残っている中小企業は約40%、ベンチャー企業に至っては約15%程といわれています。中小企業は5年以内に倒産してしまうことも多く、会社名義で銀行から融資を受ける際にも経営者が連帯保証人となることがほとんどなので、共倒れになってしまう恐れがあります。

日本政策金融公庫の調査では、これから起業する人が苦労したことの第一位が資金繰り・資金調達でした。これが47.7%であり、およそ半数がお金の面で苦労していることになります。起業後の苦労でも第二位がやはり資金繰り・資金調達であり、こちらは39.7%です。メンタル面でも現実面でも、お金の心配や苦労が予測できます。貯金やクレジットカードを用意して、確実に備えましょう。

退職した時だけではなく、独立をした直後もクレジットカードの審査が通りづらくなってしまいます。クレジットカード会社が判断するための大きな材料は、申請者に安定した収入があるかどうかであり、この点を証明することが難しくなるのです。どれだけ独立することに自信があっても、退職前にはとりあえずクレジットカードを作っておいた方が安心できるでしょう。仮に運用資金が不足した時には、クレジットカードのキャッシング枠をいざという時の保険として使うことができます。